アルコール依存症の親を持つ子供の影響は?子供もアルコール依存症になりやすい?

生活



 

アルコール依存症の家庭で育った子供って
アルコール依存症になりやすいって効くけど本当なのかな?
アルコール依存症の家庭って子供にどんな影響があるんだろう?

 

こんな疑問について考えてみます。

僕自身、父親がアルコール依存症で、
自分はアダルトチルドレンとしていきてきました。

ようやく30歳を目前にして落ち着いてきたので、
いままでに学んだことや経験をまとめていきたいと思います。

 

アルコール依存症は本人だけでなくその子供に大きな影響を及ぼす

アルコール依存症になることは子供に影響を与えます。

常日頃から目の前で家族が言い争っている。
罵声が家中に響くのが当たり前。
家の中がだんだん不穏な雰囲気になっていく。
父親が暴力を振るうと母が黙る。
母が情緒不安定に、ヒステリックになっていくのがわかる。
それでも、母は自分には引きつった笑顔で明るく接しようとする。

子供ながらになんとも言えない気分になる。

 

アルコール依存症によって、
家族全体に不都合が出てしまう家族を機能不全家族といいます。

機能不全家族とは家庭内に対立や不法行為、身体的虐待、性的虐待、
心理的虐待、ネグレクト等が恒常的に存在する家庭をさします。

家庭が機能不全にいたっていると、その子供には
・強い警戒心
・自分の素直な感情を押し殺す
・人に心を開くことができない
・人との距離感がうまく掴めない
のような傾向がみられます。

特に小さい子供は家庭が人生のすべてなので、
家庭内で不和が起こっているとその影響を直接受けてしまいます。

機能不全家族のような家庭で育ち、
暖かな家庭を知らずに育った子供は、
常に心のどこかで虚しさや寂しさを感じたまま生きることになります。

 

そのような心もちのまま大人になった方をアダルトチルドレンというのですが、
アダルトチルドレンは大人になってもつづき、
その感情は子供を通してさらに次の世代に引き継がれていきます。

 

アルコール依存症の親をもつと子供の心が健全に育たない

アルコール依存症の親を持つ思春期の子供が
思っていることをまとめたサイトがありましたので、
抜粋して紹介します。

***

「まわりにこういった経験をしている人がいなくて、話せなかった。
お父さんがお母さんに暴力をしていてかわいそうだった。
弟もいるから自分ががんばらないといけないと思った」

「家族の中で相談できる人がいなくて、自傷行為をした。
いじめにもあっていた。普通の家族になりたい」

「お父さんを殺さなきゃ家族が幸せになれないと思った」

「お父さんが退院した後、またお酒を飲んだらどうしようと、
いつもひどい夢をみていた。そのことをお父さんに話したらお父さんは
『そんなことはしない。大丈夫だよ』と言ってくれた。
それからその夢は見なくなった。
いまはお父さんと普通に話せるし、遊ぶようになった」

***(子ども情報ステーションより抜粋)

 

かなり重い言葉が並んでいるように思いますが、
親を殺さなければ元の家庭にはなれないのだろうか、
くらいのことは僕も考えていました。

大人と違って家庭は子供にとっての全てです。
その家庭が不和なだけでも子供にとっては虐待そのものになります。

ましてやアルコール依存症で家庭が
崩壊しかけている場で生き続けるのは地獄ともいっていいと思います。

 

このような思いを子供の時に持ち続けているので、
あまり良い心の育ち方をしません。

子供の心が健全に育たないという意味で子供への影響は大きいでしょう。

 

特に思春期を挟んでしまうと、その傾向は顕著です。

人間の心の成長の大部分は思春期である中学生時代付近に起こります。

そのためこの期間に家庭が機能不全になってしまうと、
その経験を前提に一生をいきていくため、
子供に置ける影響はとても大きくなります。

 

アルコール依存症の親を持つ子供は将来アルコール依存症になりやすい

アルコール依存症の親をもつ人は、そうでない人よりも、
大人になってから依存症になっている割合が高いことがわかっています。

飲める体質や酔うことに快感を感じやすい体質を
受け継いでいる遺伝的な要素もありますが、
それに加えて、精神的な要素が大きく働いています。

 

実際僕の家系は父親がアルコール依存症でしたが、
その父親はそのまた父親(祖父)がアルコール依存症だった家庭で育っています。

さらに祖父はさらにその父親がアルコール依存症だったそうです。

 

アルコール依存症に限ったことではないのですが、
依存症のある親のもとで育った子供が、大人になってからアルコール依存症の配偶者になっていたり、
ギャンブル依存症の配偶者になっていたりということがよくあります。

同様に父親が母親に暴力をふっているのも目撃しながら育った子供が
大人になってから同様に暴力をふるっているという話もよく聞きます。

 

これを世代連鎖といいます。

 

子供の時に健全に心が育たなかったため、
いつまでたっても心がその子供の時のまま前に進んでいかないことが原因です。

大人になってもその時の記憶が雰囲気が意識や体を縛ってしまうのです。

 

このようにアルコール依存症の子供はさらにその子供まで様々な影響を与える可能性があります。

 

世代連鎖になっていく心理【体験談】

僕はずっと男女共学の学校にいたこともあって、
周りには女の子が多い環境で育ってきました。

中学生の頃には人並みに恋をしてきました。

その時にふと思ったのですが、
なぜか好きになる相手、逆に好かれる相手は
家庭環境が悪い女の子が多かったのです。

思春期の時に自分が考えていること、
自分が悩んでいることは同じ悩みを抱えている人しか
わからなかったのですね。

仲良くなる女の子、話したくなる女の子はどこか心に闇があるような子でした。
それは多かれ少なかれ今でも同じです。

 

同じような経験をしてきた人は、心を開いて話しやすいです。
実際、家庭に何かあるような人は話しているとすぐわかりましたし、今でもわかります。

だからこそ、そのような心に闇を持っているような相手には、
正直惹かれてしまう自分がいるのは事実です。

 

そういった自分の背景を考えると、
アルコール依存症の親のもとで育った子供は
同じような経験をした人と一緒になりやすいのも納得がいきます。

 

ざっくりいうと、「類は友を呼ぶ」なのです。
自分がわかって欲しいことは同じ経験をした人しかわかってもらえないのですね。

 

まとめ

アルコール依存症の家庭が子供にどんな影響を与えるかということを考えてみると、
幅広く子供の一生だけでなく、世代を超えて次の子供にまで、
影響を与えるくらいのインパクトがあります。

ただ、子供に影響があってもそれを乗り越える方法はたくさんあるので、
全てが悲観することではないと思っています。