【保存版】大人の吃音の原因と治し方。どもりの経験者が自力で治した方法。

生活



 

幼児期に吃音になってから、大人になるまでずっと吃音で悩んでいる。
なんとか吃音を治したいけれども、何か方法はないだろうか?

 

こんな疑問について考えてみます。

 

体験談から考えてみる大人の吃音の治し方

僕は3歳の時に吃音になってから、
その後大人になっても吃音に悩んでいました。

その後30才の手前になってある程度おちついてきたので、
吃音についての今までの経験をまとめています。

今回は僕が今まで実践してきた大人の吃音の治し方を
吃音の原因をからめてご紹介します。

あくまでも体験談や自分が今まで調べたり、
聞いたりしたことを元にしています。

論文などの根拠はないということを前置きとします。

 

今までやってきた大人の吃音の治療法

僕がやってきた大人の吃音の治療法は以下になります。

  1. 言語療法士のいる病院に行く。
  2. 吃音系の本を大量に読む。
  3. 苦手な接客のバイトや営業のインターンに行く。
  4. 自分の声が遅れて聞こえてくる補聴器をつける。
  5. 声楽の知識を元に吃音を治すサロンに行く。
  6. 整体に通い体を治す。
  7. 実家に戻り、アダルトチルドレンと向き合う。
  8. ジムでリハビリを行う。

少し長いですが、これらを個々にご紹介します。

 

実際に行った大人の吃音の治療方法の個々の説明

言語療法士のいる病院に行く。

大学1年生になってすぐ東京にある言語聴覚士のいる病院に行きました。

1回目の通院はは単純な症状を伝えるのみ。
2回目の通院はいろんな検査をうけ、
3回目の通院はそこの生徒さんとのやりとりをしました。

3回目は横の部屋から担当医が見てる状況下で、
担当医ではなく別の人と話したらどうなるの?
みたいなことを検証する検査をうけました。

 

合計3回の検査を受けて、結論は、、、
「あなたは吃音ではありません!」でした笑

 

非常にがっかりしましたが、これはしょうがないことだとも思っています。

大人の吃音は特定の場所や人だと顕著にあらわれ、
逆にそうではないところではペラペラ話せることもあります。

必ずしも全ての場所で吃音の症状が出てくるわけではないという性質があります。

運が悪いことに僕の吃音は病院内では一切出ませんでした。
やたらぺらぺらしゃべれたんですよ。参ってしまいますね。

 

言語療法士のいる病院で治療しようと思うと、
僕みたいなケースがあるとおもうのですが、
吃音で困っている方は一度いってみてもいいと思います。

これで治るのであれば、この方法が一番早くて安全だと思います。

 

吃音系の本を大量に読む。

本命の治療法がいきなりダメになってしまったので、
情報収拾のために大人の吃音に関する大量の本を読みました。

10冊くらいは読んだ記憶があります。
具体的に何の本を読んだかは忘れてしまいましたが、、、

本を読んだ結果、気づいたのは知識を手に入れて、
論理的に吃音を把握できたところで、
じゃあ治るかといったらそういうわけではないなぁ、ということでした。

本を読んである程度知識がついた後で、
「吃音は感覚的なものなので、感覚的な実践あるのみだ!」
と思ったんですよ。

 

たくさん本を読むことで吃音が治ったということはないのですが、
ただ今自分の身に何が起こっているのかを冷静に把握するには
非常に役立ちました。

「そうだったのか!」、と。

 

苦手な接客のバイトや営業のインターンに行く。

いろいろ本を読んだ後、
「苦手なシチュエーションで苦手なことをやろう!実践あるのみだ!」
と思い、居酒屋のホールの店員のアルバイトと電話営業のインターンを行いました。

吃音がある状態ではもちろんどちらも上手くは行きませんでした。

難発も連発もだしながら精一杯やりましたが、
特に治るとかそう行ったのはありませんでした。

結局、アルバイトは約4年・インターンは約半年続けました。

吃音は治りませんでしたが、おかげさまで対人関係にはなれ、
電話での営業や、仕事上での人間関係等役立つことは非常にありました。

吃音は治りませんでしたが、、、笑

 

一般的に噛み癖やどもりグセのある人は、
その場に緊張していることが原因だから、
とにかく経験を積んで慣れることが対応策として言われがちです。

ただ、吃音で昔から悩んでいる人は、
別に必ずしもその場やその人に対して緊張している訳ではないケースもあるので、
経験を積んでなれることは吃音を治す方法にはならないと思います。

家族や親友と話していても吃音が出たりしますし、ね。

 

僕もいろいろ苦手なことにチャレンジしてみましたが、
吃音に関しては特に何も効果がありませんでした

 

自分の声が遅れて聞こえてくる補聴器をつける

あまりにも治らなかったので、
お金をかけて吃音を治すことにしました。

まずは器具です。

ネットでいいレビューがあったもので、
自分の声が遅れて聞こえてくる補聴器を買ってみて、
それをつけて朗読や音読、スピーチをする場でもそれをつけてみることにしました。

結論から言うと、全く効果がなかったです。

遅れて声が聞こえてくるということで、
自分自身に安心感を与えるとかそういった目的だったような気がしますが、
別に何も安心しませんでしたし、特に何が変わっているとかそういったのもありませんでした。

遅れて自分の声が聞こえてくるからってなんだっていうんだよ!笑

 

声楽の知識を元に吃音を治すサロンに行く。

機械に比べるとこちらの方が本質的で役にたったと思っています。

担当の先生の前で朗読をしたり歌を歌ったりとか
そういう類のコンサルティングを受けるタイプのサロンでした。

結論から言うとそのサロンの内容で吃音について
何が変わったと言うことはないのですが、

次に繋がる大きな気づきを得ることができました。

舌根が硬いと言われ、自分には謎に思えるトレーニングをたくさんするサロンでした。

舌根とは文字通り舌の根っこのこと。
舌の根っこってどこにあるんですかと尋ねたら、
あまり要領の得た答えは返ってこなかった気がします。

それに加えて、朗読をしてると話している口の動きに
違和感があるとか、謎に僕の鼻を触る癖を指摘したり、
毎回、「だからなんなんだ?!」って思っていました。

トレーニングしても特に変化もなく、
指摘されていることも要領を得ることもなく、
ただ今振り返るとそれがまた良かったと思います。

 

一時的なトレーニングをしても意味がないということは、
トレーニングをし続けて自分の血肉にする
レベルでないと変化を作れないということ。

話している口や話している仕草に違和感があるということは、
僕が「話す際に普通に(自然に)やっていること」に違和感がある(=おかしい)ということ。

つまり、自分にとっての普通という
根本的なところがすでにおかしいのであって、
それは自分の芯から変えていかないとなんともならないのだと思い、
治療に関しても長期戦になると覚悟しました。

 

整体に通い体を治す。

育ってきた環境がなかなかに特殊だったこともあり、
もともと体がおかしいことは自覚していました。

そのため、そもそも根本からおかしいのであれば、
吃音のためにすべて治してしまおう。

と思って整体に通うことを通して、
根本から体をかえて吃音を治そうと試みました。

結論から言うと、ある程度おちついてきたところまでで6年かかりました。
おそらく吃音が本当の意味でなくなるまではもう数年かかると思っています。

こちらは後ほど細かくご紹介します。

 

実家に戻り、アダルトチルドレンと向き合う。

社会人も3年目を迎えたタイミングで実家に戻って
“家庭”や”自分の過去”と向き合うことにしました。

アダルトチルドレンなので、
今までずっと体をしばっていたものがありましたし、
ずっと頭に残っていた鎖のようなものありました。

俗にいう”生きにくさ”というやつですね。

それを治すことが吃音を治すことに繋がるのだと思い、
キリのいいところで仕事をやめ、地元に戻ってきました。

親と色々話しあい、自分の過去や
親がどういう人なのかということを知るために時間を使っていました。

 

ジムでリハビリを行う。

アダルトチルドレンによる心の重りが外れてきたタイミングで、
実際に体を縛っている体の痛みに対処するために、
ジムで体を動かし始めました。

筋トレに近いもので、軽い重りを持ちながらで
上半身の硬さや肩周りを中心にあった違和感をとることに非常に長けた方法で、
随分体が楽になりました。

 

僕が考える大人の吃音の原因

そもそも大人の吃音とはなんなんでしょうね?

 

一般社会で多少かんだりどもったりつまったり、
そんなことは誰しもあることです。
噛み癖のついている方も多くいると思います。

でもその人たちは自分たちのことを吃音であるとは考えていないです。
逆に僕は自分のことを吃音症だと考えている。

この違いってなんでなんでしょうね?
どこが違うんでしょうね?

 

僕は大人の吃音の原因は
「幼児期の吃音をきっかけにそれを周知に言われることで認知し、
それに対し吃音を治そうと自身で悪修正をすること」
だと思っています。

それによって、
「本来無意識にできるはずの発音ができなくなったこと」
が吃音の全体像だと考えています。

要点は2点あって、
・自分が吃音であるという認識を幼い頃にしていること。
・本来無意識にできるはずの体の動きを意識的に悪修正していること。
だと思います。

 

吃音症の人は精神的に、
自分が吃音症であると認知してしまっており、
そのせいで対人関係に億劫になったり内向的になったり、
コンプレックスに思ったり、吃音を中心に会話を組み立てたり
吃音を中心に会話への参加やコミュニティーのあり方をきめたり等、
吃音症に心を奪われてしまっています。

つまり、吃音症を中心にものを考えてしまっています。

 

また、肉体的に、
本来無意識にできる行為に自分で自分なりに手を加えてしまうため、
発音する器官全てが意識的になってしまい、そこに変な感覚が入ってしまっている。

本来無意識であればできるのに、そこに悪修正が入っているためできなくなってしまっている。
心は吃音症にとらわれ、体はそれにより肉体的に動かなくなってしまっている、

そんな過程を経て大人の吃音は形成されると考えています。

 

だから、その過程を経ていない人は、
自分は吃音症だとは考えないし、だから別に体に異常をきたしたりはしない。

これが2者の違いと理由なんだと思っています。

 

僕が吃音になった過程

僕が吃音になったのも上にある過程をとおっている実感があります。

 

6歳の時に空手の大会中、同じ大会の選手(6歳)に
「同じ言葉言いすぎてなにいってるかわからない。」
と言われたことを明確に覚えています。

その辺りから自分のしゃべりはおかしいと言うことを認知していったように思います。

その後も親や友達から吃音を指摘されることで、
小学3年生の頃には頑張って治そうとしていたような記憶があります。

小学5年生の時にクラス委員長になったのですが、
そのミーティングをしている時に、友達から
「お前、どもりよくなったな。」と言われたのを覚えていますが、
この時には本物の大人の吃音になったのだと思います。

どもりが良くなったということは、
自分がどもりそうなことをそもそも言わない。
自分がどもりそうな環境にはそもそも行かない。
どもりそうになったら違う単語や言い回しをしてどもることを隠す。

など、もう立派に今と同じ思考回路になっているということでした。

 

吃音を治すために整体でやったこと

ここで前置きをしておきたいのですが、
吃音の症状は人によって異なります。

絶対的な治し方はないので、個々人によって最適な治し方を
模索していくことを前提にして欲しいです。

なので、あくまでもちょむすけの場合、
つまり1人の1ケースでこう考えているという感じで
考えてもらえると嬉しいです。

僕は大学2年生の時に吃音の原因を、
根本的な体の悪さであると仮説をおきました。

体の悪さとは、体の動かし方であったり、体のあり方であったりと、
西洋医学的にここがダメというものというよりもむしろ、
東洋医学的な流れとか循環とかそういった点での悪さだと思いました。

考えや感情・記憶からくる無意識の緊張や力み、
そういったものが発声を妨げていると考えました。

(余談ですが、その少し前にたまたま読んだ
病気をスピリチュアル視点から解読する本に
吃音は「全身が緊張している」を意味していると
いうようなことが書いてあったことが、
この仮説を検証してみようという決意に力を与えてくれました。)

長期戦であることは覚悟の上だったので、
残りの大学生活全てかけて、吃音を治そうと決意しました。

 

ここからは随分訳のわからない話になってくるのですが、
整体師の力を借りながら、そもそもの体の動きを意識しながら、
例えば、歩くときの足はどうなってる?

もうちょっと親指に意識があった方がいいのではないか?
膝の位置はどうなってる?股関節の内転筋の感覚はどう?
腕はどう動いている?顎は?首は?

みたいな体の動き全てに焦点を当てて感じて修正して、
それを無意識でできるようになったら忘れる。

みたいなことをやり続けてきました。

 

体の表面である筋肉の分野ではそれで良かったのですが、
そこが整ってきた後はだんだん内臓はどうなってる?
とか言うもっと訳のわからない話になってしまいました。

 

内臓の緊張は感情や考え方、今までの記憶からも影響することがわかり、
自身の感情を思い返し、認めて、許して、忘れる、
みたいなことを繰り返していました。

あの頃は随分と瞑想する時間が多くて、
完全に自分の意識の範囲は自分の中にだけありました。

ただある程度自分の中で区切りがついたと思えるまでに
時間は残りの大学生活だけでなくてプラス3年の計5年かかりました。

 

そんなわけわからないことをやって、
そんだけ時間をかけて、今ある程度落ち着いてきました。

おそらくもう何年かしっかりやり続ければ完全に治るんだろうなという実感はあります。

今はそこまで優先順位をあげて治す必要性がなくなってしまったので、
整体に行く回数も減らしましたし、
ゆっくりやっていこうかなと思っています。

 

吃音の直接的な原因だったもの【ちょむすけの場合】

僕が直接吃音を治すきっかけになったのは、
整体によって体のバランスを治したことによるものでした。

特に顎と首、背中の歪みがなくなるにつれて吃音がよくなっていきました。

吃音が出たのは3才の時でしたが、
体のバランスという意味でいうと、
その時に自分が片噛みをしていた記憶があります。

頬杖をつくことも癖になっていましたし、
姿勢が悪いのは幼稚園児だった時から言われていました。

空手が得意でその当時からゴリゴリに鍛えていたことも、
体のバランスを歪める原因だったのかもしれません。

 

吃音は悪化してくると、特に話そうとする時に体が急に緊張してしまいます。

しかし、では話していないときは緊張していないのかというと、
話していなくても体が緊張している場合があります。

話すために使う部分の筋肉が常に緊張してしまうと、
うまく発声できないので、声が出なかったりすることがあります。

これは僕の体験談でしたが、
あまりに体のバランスが悪かったのでそれが吃音に繋がった実感があります。

他サイトですが、顎関節症をはじめとした顎の歪みが
話しにくさに繋がる記事がありましたので、
こちらも参考にしてみてください。

顎関節症になると話しにくくなる?(滑舌悪い、声が出ない、声枯れ)

顎の歪みや体のバランスが原因で幼児期に吃音になり、
その後その吃音を治すために行ったことで、
心まで吃音に縛られるようになったと思うと、
それは治すの大変だなぁと思います。

体から心まで全部歪んでるんだもの。

吃音症は非常に奥が深いですね。

 

目次に戻る