幼児の吃音の原因って何だろう?幼児の吃音への対応策。

生活



子供が急にどもり始めちゃったけれども、
幼児期の吃音の原因何だろう?
そして、どう対応すればいいんだろう?

 

こんな疑問について考えてみます。

 

幼児期の吃音の原因を自分の体験から考えてみる

僕は3歳の時に吃音になって、
その後大人になるまでずっと吃音に悩んできました。

20代後半である程度よくなってきたので、
それまでの体験談やいろいろ調べたものを含めて、
紹介していきたいとおもっています。

今回は「幼児の吃音」をテーマに、
原因と今後の対策をしていきたいと思います。

今までどうしても治したいという思いから、
いろいろ調べたり、グッズを買ってみたり、
と経験はもろもろあるのですが、

専門家ではないので、論文などの根拠がないということを、
前書きとして了承していただきたいです。

 

幼児の吃音について

幼児期の発症は2歳から5歳くらい期間にほとんどのケースが見られます。

人間の成長過程の急激な言語発達の時期に当たるため、
特に問題はないのにいきなりつっかえ始めることがあります。

それを「発達性吃音」といい、吃音の9割以上はこのタイプの吃音になります。

幼児の吃音は20人に1人の割合で見られますが、
その約7割は3年ほどで自然に治っていきます。

男の子に多く見られ、女の子1人に
対して男の子は3~7人位の割合になります。

僕の実体験でも、幼稚園時代には回りに
ちらほら吃音の症状がでている子がいたようでしたが、
小学生の半ばまで来ると同じ年の子供の中では自分しかいなかった記憶があります。
(親が周りの吃音の子の情報を集めてくれていたみたいです。)

確かに割合的には感覚に合う気がします。

 

7割が3年程度で治っていくということは、
親としても正直あまり気にしなくてもいいというところが、
対策としては正しいのだと思います。

むしろ幼児が吃音であることを意識しないようし、
吃音であることを指摘しないほうがいいと思います。

幼児が吃音であることを意識して、話し方を変に修正してしまうと、
大人になっても治らないものになってしまうかもしれません。

 

幼児の吃音の原因は?脳の問題?

吃音の原因については、
これまでたくさんの学説が出されているそうですが、
未だ定説は存在していないようです。

基本的には必ずしも脳の問題とは言えない、
というよりもわからない。

というのが一般論になっているように感じますが、
中には明らかに脳の問題だという学者の方もいるようです。

僕が吃音が脳の問題であるかどうかの情報を集めているに際して、
参考になる記事があったので引用してご紹介します。

 

菊池良和さんという吃音の研究で博士号をとられた方で
記事の中でこのように語っています。

 

===以下抜粋===
――今春、吃音の研究で博士号をとられました。

「九州大学には、病院内に脳研究や認知症などの
治療を行うブレインセンターという組織があります。

最新の機械がそろった施設で、各診療科の医師が集まり、研究をしています。
私も、そこで、吃音者の脳の働きを調べる研究をしました。

吃音者17人と、吃音のない18人の脳の働きを比較しました。
すると、吃音者は、聴覚ゲーティング機能と言う、
不要な音を排除する働きが弱いことがわかりました。

つまり、普通なら無視してしまう音まで、感知してしまうため、
実際には正しい言葉を話しているのに、間違ったように聞こえて、
言い直している、ということがわかる結果でした」

 

――吃音は脳に原因があるということでしょうか。
「はい。多くの人は、その点を誤解しています。
専門家でさえ、脳の障害だと知らないため、
これまで、吃音者に対し、間違った助言が繰り返されてきました」

==========(yomiDr.より抜粋)

 

菊池良和さんはこちらの本でも有名な方です。

 

幼児の吃音は親の育て方の問題?

これは先ほどの菊池良和さんの記事にもあったのですが、
親の育て方が、幼児の吃音の発症の原因ではない
というのが、定説になっているようです。

ただ幼児の吃音を助長するような親の育て方の行動はあります。

 

そもそも幼児は言葉をつっかえても自覚していません。

それが友達にからかわれたり、親から指摘されることで
小学校入学前後になると自分がどもっていると認識するようになります。

「もう一度」とか「ゆっくりと」など、
注意をして言い直しをさせることは
「吃音は悪いものだ」という認識を与えてしまいます。

先ほどの菊池良和さんはまた別の記事で、
「話し方のアドバイスをするのではなく、
話を聞いて内容に注目して自信を育てて欲しい」
と話しています。

幼児本人が気にしていないのに、
親が気を利かせて指摘してしまうことは、
幼児にとってマイナス効果をうむ可能性が高いです。

 

【余談】緊張しすぎている家庭は要注意

親の育て方とは異なるので、すこし余談になりますが、
家庭内が緊張しすぎている場合は要注意です。

子供でも大人でも緊張していれば、
どもりますし、噛みます。

家庭内が常に緊張しているような場合は、
子供も大人もどもります。

特に幼児の場合は、親の緊張や家庭の不和を
直接影響を受ける立場にいるので、
それが原因になって吃音になるケースはあるようです。

この場合は毒親とかアダルトチルドレンといった内容になると思うのですが、
家庭内の不和や厳しすぎる教育や理不尽や親といった親からの圧力が
大きすぎる場合は吃音に繋がる可能性が大いにあるので気をつけてください。

 

顎や首、背中の姿勢は気をつけて!【体験談】

僕が直接吃音を治すきっかけになったのは、
整体によって体のバランスを治したことによるものでした。

特に顎と首、背中の歪みがなくなるにつれて吃音がよくなっていきました。

吃音が出たのは3才の時でしたが、
体のバランスという意味でいうと、
その時に自分が片噛みをしていた記憶があります。

頬杖をつくことも癖になっていましたし、
姿勢が悪いのは幼稚園児だった時から言われていました。

空手が得意でその当時からゴリゴリに鍛えていたことも、
体のバランスを歪める原因だったのかもしれません。

 

吃音は悪化してくると、特に話そうとする時に体が急に緊張してしまいます。

しかし、では話していないときは緊張していないのかというと、
話していなくても体が緊張している場合があります。

話すために使う部分の筋肉が常に緊張してしまうと、
うまく発声できないので、声が出なかったりすることがあります。

これは僕の体験談でしたが、
あまりに体のバランスが悪かったのでそれが吃音に繋がった実感があります。

他サイトですが、顎関節症をはじめとした顎の歪みが
話しにくさに繋がる記事がありましたので、
こちらも参考にしてみてください。

顎関節症になると話しにくくなる?(滑舌悪い、声が出ない、声枯れ)

 

まとめ

僕は幼児の吃音の発症の原因は、親の育て方ではなく
自然に起きる成長過程の現象なのだろうと感じています。

ただ悪化した原因、吃音を悩みだと思った原因は明白で、
親や友達を含む回りの人に言われ続けたからでした。

それにより「吃音は悪いものだ」と思い続け、
吃音を隠すためにはどうしたいいのだろうかと考え、
吃音というものを自分の中心に考え、
対人関係やその場での自分のあり方を作ってきました。

なので僕は小学生の低学年の時から、
吃音を中心に物事を考えて、自分自身をつくってきました。

僕にとっては、吃音=自分くらいの感覚がありました。

ただ、当事者である個々人が思っているかどうかは別として、
現実問題、多少つっかえていても、噛んでいても、
回りの人が見たらあんまり気にしてなかったりします。

どんな人でもつまりますし、どもりますからね。

だからこそ、親の育て方の中であった、
「話し方のアドバイスをするのではなく、
話を聞いて内容に注目して自信を育てて欲しい」
というのは大事なことなんだと思います。

「吃音があっても全然大丈夫なんだよ」
っていうことを理解させてあげることが
最も大事なことだと僕も思います。

幼児でも、大人でも、本人がなんとも思っていなかったら
吃音は全く問題にならないんだと思います。

というよりも吃音が自分の中で問題に
なっていない人は気づかないうちに
治ってそうな気がします。