吃音って大変ですよね。
「ここでこの言葉を話したい!」って思っても、
体が硬直してしまって、言葉が出てこない。
それどころか、なぜか息も出てこない。
歌はうたえるのに、電話に出ると急に言葉が出てこなくなる。
もしかしたら、今ここで会話を始めたらどもってしまうかもしれない。
やっぱりここで、会話に参加するのはやめよう。
こんな経験ありませんか?
例を挙げればきりがなく、
ちょむすけは吃音とともに生きてきて、
吃音によって構成されていると言えるでしょう。
そんなちょむすけがずっと苦しんできた吃音の疑問をまとめた基礎知識集。
今回は「吃音って脳の病気なの?」というテーマでまとめました。
吃音ってそもそもなに?
吃音とはどもりのことです。
意思とは関係なく言葉が出にくくなる症状をいいます。
コミュニケーション障害の一種であり、
以下のような特徴が挙げられます。
・繰り返し(連発型)
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、ありがとう」
のように、同じ音を繰り返す。
・引き伸ばし(伸発型)
「あーーーーーーーりがとう」
のように音を引き延ばす。
・ブロック(難発型)
「・・・・・・ありがとう」
最初の音がつっかえて出なくなる。
・随伴症状
まばたきや、どこかを触ったり、叩いたり、
手や足が動いてしまう。
・回避
話しているときもしくは話そうとしているときに、
「あっ、この単語どもりそうだ。」と思い、
頭の中で別の単語に切り替えてその場をやり過ごす。
個人差があり、いつ吃音の症状が出るのかは人によって異なります。
ちなみにちょむすけは
「お疲れ様です。お先に失礼します。」
の「お先に」と「失礼します。」が一息で言えず、
何回やっても「お先に・・・・・・失礼します。」となってしまい、
ふざけてるのかと上司に怒られ続けました泣
こんな吃音ですが、
幼少期は20人に1人に症状が見られるようですが、
成人になると人口の1%も存在すると言われているようです。
この苦しみを100人のうち1人も感じているのかと思うと、もうね。。。
吃音は脳の病気なの?
吃音の原因としては脳の機能障害だけでなく、
遺伝的な要因なんかも指摘されているみたいだけれども、
実際のところよくわかっていないらしい。
だから脳の病気かと言われたら、
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないということですな。
ただ個人的には、
言葉が出ていない時は明らかに体が収縮してるのがわかるから、
脳というよりもむしろ体の方に問題がある感覚はしている。
息が出てこないくらいに急に体が固くなる。
息が出てないんだから、そりゃ言葉も出てこないわな、と。
この症状が脳とか遺伝の問題といわれるとちょむすけは疑問を覚えてしまう。
吃音は障害者なの?
結論から言うと、どうやら障害者という枠に入っているみたいですね。
会社に勤められるが、周囲の理解を必要とする場合は精神障害の3級に値するようです。
一切話せないレベルで吃音になっていると言うよりも、
吃音がありながらも働くことはできる人がほとんどだと思うので、
吃音で悩んでいる方は大体3級になる、と。
基準に当てはまれば手帳がとれるようです。
がしかし実際のところ吃音を理解できる医師が少ないため、
基準に当てはまるかを判断できる診断書が出てこないそう。
ちょむすけもそこは経験があって、
言語聴覚士がいる言語系の病院に行った時、
3回程度通って、「あなたは吃音ではありません!」
って言われました笑
「おいおい。。。」みたいな笑
なぜかちょうどその時は全く吃音の出る感覚がせず、
すごいクリアに話せていたんですね。
こう言うことはよくあると思うので、
必ずしも病院に行ったからといって診断がとれるのかは
なかなか難しい気がするのが個人的な意見です。
と言うことで、障害者ではあるようですが、
じゃぁ、手帳が取れるのかと言う話になった時は、
また別問題のようですね。
まとめ
まだまだ謎の多い吃音。
原因が何かは明確にはなっていないよう。
障害者枠にはなっているようですが、
ただ吃音の厄介なところが吃音の症状は自分の中で起こっていることだと思うんですよ。
例えばブロック型の吃音だったら、
吃音の症状が出てるのか、そもそも喋ろうとしていないのか、
判別がつかないんですよね。
それにどこまでが吃音でどこまでが一般的な「噛んじゃった」現象なのかよくわかりませんし、ね。
そもそも、現象を分析してなんぼの科学を前にして、
吃音という現象を定義できない時点でなかなか進展がなさそうな分野だなぁと思っています。
以上
ちょむすけ